原料のチップを港から工場まで運ぶ(横持ち)
紙の原料となる木片(チップという)をオーストラリア・南アフリカ・インドネシアから輸入しています。その量は海外材で年間36万トン。国内雑材で約5万トン。国内杉チップで約15万トンにもなります。
外港のチップ置場から毎日トラックで、甲番8台・乙番6台の2直操業で工場までピストン輸送し月30,000トン運んでいます。
チップの荷降ろし
トラックは工場内のチップ受け入れ用のコンベアにチップを降ろすのですが、その際トラックダンパーという所でトラックごと持ち上げチップを降ろします。
日本製紙八代工場の中でも外から見ることのできる豪快な作業です。
チップの管理・品質検査業務
保管したチップは、必要なだけ次の工程へ出されます。このチップを入れたり出したりするのを、コントロール室で管理し運転します。
この時にチップの品質チェックも同時に行なっています。
又、チップとして使えない物(チップ粉)が選別され、これは他にリサイクル利用します。
尚、トラック輸送ではチップの他に構内の製品・古紙・パルプの横持ち作業も行っています。
KP抄取及び溶解作業
紙の原料になる木材チップに白液を加え、高温(170℃)高圧で蒸解釜にて蒸煮しパルプ化します。紙を作るマシンの原料が余る場合は、ここで(抄取りマシンといいます)パルプシートを作り保存しておきます。又反対に原料が不足する場合は、保存したパルプシートを再びタンクで溶かして原料に戻し、紙を作る各マシンに原料を供給する重要な仕事を行っています。